ノノ*^ー^)<シンデレラぁ〜♪

mettin2008-08-29

8/6から8/25まで約一ヶ月間に及んだモーニング娘。主演ミュージカル「シンデレラtheミュージカル」。
モーニング娘。以外の出演メンバー全員が宝塚出身の方々と言うことでモーニング娘。と宝塚のコラボレーションが誕生した。
前回の主演ミュージカル「リボンの騎士theミュージカル」の評判も高く、今回のミュージカルにも高い期待が持たれていた。


個人的感想としては、前回のミュージカルよりも高い完成度を誇っており、各メンバーの演技力・表現力ともに秀逸を極めていたと思う。
ストーリーの好き嫌いはあるかもしれないけど、純粋に叶わない夢でも諦めないシンデレラストーリーは小さい子供たちや家族連れの方々に見て欲しいと強く思った作品だった。


全体のストーリーについては、ここでは割愛して各メンバーに対しての感想を・・・。


まず最初にリンリン。

基本は伝令役ページで舞踏会のシーンでは淑女の役も。
セリフに関しては一言しかないが、登場シーンとしては第一部、第二部ともにちゃんとある。
伝令官役では小春演じるフランツの後ろでラッパを吹いたり、伝令事を歌ったりといった感じ。
男役なのでピシッと背筋を伸ばして格好良く演じようとしている感じが伝わって来た。
ピンクの軍服(?)も似合ってた。
第二部後半で一言セリフがあるが、イントネーションが難しいのか、やっぱり片言に聞こえる。
淑女では一転、良いトコのお嬢様役でピンクのドレスを身に纏い、華麗にダンスを披露する。
がきさん演じる王子様にアタックをかける様や表情が本当に豊かで可愛らしい。


続いてジュンジュン。

リンリンと同じく伝令官役。
常にリンリンと小春一緒に登場してくる。
リンリンと同じ役だが身長がある分、男役が本当に似合っていて格好良い。
舞踏会のシーンでは本人は残念がってたが、紳士の役で女性をリードしてダンスをしていた。
この姿が本当に格好良かった。
本人は可愛いドレスを着て踊りたかったようだけど、適材適所ということでシュッとした男役だった。

ちなみに伝令官役の2人のラッパに付いている旗の色が黄緑と黄色なのは2人の主役のイメージカラーなのか?


みっつぃ〜

妖精役、町娘、淑女と今回最も演じる役が多かった。
セリフの数自体は主役クラスには及ばないものの、初っ端から舞台に登場し、フライングと言う見せ場を持ち、それぞれの役の時にも良い笑顔で演じていた。
個人的には役柄も多く、メンバーの中で最も多くの場面に登場してたメンバーなのではないかと思った。
ストーリーに関係ないところでアドリブも多発してたし、初めての舞台なのに楽しんでるなと感じた。


小春。

伝令役フランツを熱演。
普段の小春からは想像出来ないくらい格好良い姿を見せてくれた。
男らしくなるべく低い声を出そうとしてるが、地声が高いので中々難しいものがあったが、長セリフ(王族のフルネーム)も一切噛むことなく言えてたし、本当にオーラと呼べるくらいの貫禄があった。
第二部では一部アドリブも交え小春らしい姿も見せてくれたし、演技中、他のメンバーはあまり客席を見ないのだが、小春はガンガン客席を見てくるし、本当に伝令をしてる感じがした。
あまりに見られすぎて、自分が小春ヲタなのかと勘違いしてしまいそうになるくらい見られたw


れいな。

シンデレラを苛める義姉(長女)ジョイ役。
普段のれいなに近いものがあり、れいなにぴったりの役だった。
アドリブも多く、元になる舞台を見てないと何故みんな(観客)が笑ってるのか分からないくらい、アドリブ三昧だった。
でもしっかりと歌も聞かせてくれるし演技も光ってた。
継母役の愛華みれさん、妹役の絵里とともに、今回の舞台を楽しくさせる笑いを担う大切な役を演じ切っていた。


さゆ。

みっつぃ〜と同じく妖精、町娘、淑女の役で最も多く舞台に出てたメンバー。(だと思う)
個人的にさゆの可愛さは天井知らずで、どの役もめちゃくちゃ可愛かった。
妖精の時の頭から出てる草みたいなのも可愛かったし、町娘の時のカールの髪型も良かったし、淑女の時のドレス姿も良かった。
ただ転びすぎww
町娘時に自分が見ただけでも3回は転んでた。
笑いになるレベルだからまだ良いけど、ケガだけが本当に心配だった。
大きな怪我なく千秋楽を終えたのが本当に良かった。


絵里。

れいなと同じくシンデレラを苛める義姉(次女)役。
美しさと知性を兼ね備えてるらしいが、使うことわざが「豚の耳に念仏」など言動がアホw
でもただのアホではなく、歌の場面などはしっかりとした安定感のある歌唱力を披露してくれたりで自分的には絵里の実力の高さが嬉しかった。
れいなと同じように役が巣に近い為、時折、役を忘れて素でやってる時があったりしてw
カステラの匂いを嗅ぎ捨てると言う内容にどれだけの絵里ヲタがカステラを買ったことでしょうww
2人とも苛めてると言っても憎み切れないキャラで、可愛いところが沢山あった。
この2人&継母がいなかったら、ここまで楽しい舞台にはならなかったであろうと絵里ヲタ目線で言ってみたりしてw
(絵里についての詳細は別サイトの絵里モニ。の日記をご参照下さい)


がきさん。

今回の舞台の主役はシンデレラ(愛ちゃん)だけど、裏の主役と言っても過言じゃないほど、今回のがきさんの質は高かった。
高いと言う言葉では語り切れないほどの内容だった。
表情、立ち方、歩き方、声の出し方、目線、全てにおいて素晴らしい男役だった。
それは舞台中だけでなくMCの際も徹底されており、本当になりきってると言う感じだった。
自分のイメージでは、普段のがきさんは、しっかりしてるように見えるけど本当はおっちょこちょいで、正に女の子って感じなので、今回の男役(王子様役)は本当に大変だったと思う。
それなのに、あれだけの姿を見せられると感動以上のものが沸いてきた。
表の主役はもちろんシンデレラだが、がきさんの王子様がなければ、この舞台は成り立たないと思わせるくらいのレベルだった。
今回、客席でヲタらしき男性(そこそこ年配)と誘われてきた女性(そこそこ若い)が第二部の幕開け前に喋ってるのを耳にした内容が、男性はがきさんのことを人気がないとかイマイチだとか言ってたが、初めて見た女性ががきさんを大絶賛だった。
演技も歌も何もかもがスゴい。
娘。の人気とかは知らないけど、あの娘(がきさん)はスゴい・・・と。
それを聞いてものすごく嬉しかった。
偏見ではなくまっさらな意見を聞けたと言うことと、その内容が絶賛だったのが嬉しかった。
最終的には女性の反論に何も言えなくなった男性が「そうだね・・・。」と白旗を揚げたのは痛快だった。


最後に愛ちゃん。

今回の主役であるシンデレラ役。
愛ちゃんの実力からして、やれて当たり前と言う期待の中、その期待以上の演技を見せてくれたと思う。
憧れだった宝塚の方々との競演。
コマ劇場で「リボンの騎士」に続いての主役。
色んな期待だったりプレッシャーだったり不安だったりがあったと思う。
でも、その全てを愛ちゃんは乗り越えてくれた。
初日、宝塚の方と一緒に踊るシーンがあったけど、正直、動きの柔らかさやしなやかさは宝塚の方と比較しても遜色ない内容だったけど、キレがありすぎて同じタイミングで回っても愛ちゃんがコンマ数秒早く回り終えたり、次のステップに移ったりしてたので、統一感みたいなものが感じられなかった。
でも、それは娘。で培われたキレなので仕方がないと勝手に諦めてた。
だけど愛ちゃんは違ってた・・・。
10日の公演(自分の2回目の公演)では、その動きをしっかりと宝塚の方に合わしていた。
体に染み付いたキレを変えるのはものすごく大変な作業だと思うのに、愛ちゃんはわずか数日でその大仕事をやりこなしてた。
そう思ってダンスを見てると鳥肌が立った。
今の自分に満足するのではなく、いつでも更なる成長を貪欲に追いかける愛ちゃんの姿に改めて尊敬の念を持った。
この姿勢こそがモーニング娘。の姿だと感じた。
頼りないだの何だの言われてるが、愛ちゃん以外に今のモーニング娘。のリーダーをやれるメンバーはいない。
そう感じた。


今回、競演された宝塚のお姉さまたちの感想。


愛華みれさん。

難病を克服しての演技でしたが、病を患ってた様子も見せず、アドリブでまくりの楽しい継母役を演じてくれました。
ヲタの扱いも手馴れたもので前回の神様(箙かをるさん)を彷彿させてくれました。
フィナーレのライブではしてやった感満載の表情がたまらなく良かったです♪


麻路さきさん。

妖精の女王様役と言うことで初(?)の女役だったみたいですが、最後にはアドリブも飛び出すくらいで、本当に一緒に舞台を楽しんでくれてるなぁと感じました。
最後のフィナーレでは格好良い男役で宝塚ファンの方からも熱い声援が送られてました。


箙かおるさん。

約2年ぶりの再会wとなったわけでw
相変わらずヲタの扱いが上手いし、何気に娘。ネタを入れたアドリブを挟んでくれて本当に楽しい方ですw
是非またお会いしたいもんです。


光あけみさん。

良いお母さんてイメージ。
真面目でヲタ相手のトークもぎこちないけど一生懸命喋ってた印象がすごく可愛く見えたw

その他のお姉さまたち

るんぱさんを始め、皆さん素晴らしい演技で、流石、宝塚と思わせてくれる内容でした。


ちなみに最後のフィナーレ(ミニライブ)は赤い衣装でミニスカートが・・・。
ミュージカルと言う事でライブの時、どうノッて良いのか分からず戸惑ったけど、周りに迷惑を掛けない様、盛り上がっといたw


セットリスト

1.シンデレラコンプレックス
2.シャボン玉
3.ザ☆ピ〜ス!
4.リゾナントブルー


僅か4曲だけだったけど、ものすごく楽しかった。
基本、絵里ロックオンだったけど、絵里が死角に行った時は目の前にいるメンバーを見てたけど、みんな生き生きした良い表情してた。
やっぱりモーニング娘。のライブは最高。


8月は思い出の残る熱い熱い夏となりました。